こんにちは、マイナと申します。
今日も見にきてくれて、ありがとうございます☺️
今日は、「怒りの上手な受け流し方」について教えてくれる、仏教のお話しをご紹介したいと思います。
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あるところに、大変怒りっぽい男がいました。
ちょっとしたことで腹を立てあたりちらすので、困った家族はお釈迦さまのご説法を聞きに行かせたのでした。
お釈迦さまは言いました。
「この世には三通りの人がいる。水に書いた文字のような人と、砂に書いた文字のような人と、岩に刻んだ文字のような人である」
続けてこう言いました。
「水に書いた文字のような人とは、水の上に文字を書いても、流れて形にならないように、他人の悪口や不快な言葉を聞いても、少しも心に跡をとどめることなく、さらさらと手放せる人である」
「砂に書いたような人とは、しばしば腹を立てるが、しばらくすると砂に書いた文字のように、怒りが速やかに消える人のことを指す」
「岩に書いた文字のような人とは、しばしば腹を立てて、その怒りを長く続け、岩に刻み込んだ文字のように怒りが消えることのない人をいう。さて、皆さんはどれに当てはまりますか?」
この説法を聞いた男はギクリとしました。
「さて、その怒りで身を焦がし、苦しんでいるのは誰だろうか?」
男は思わず声を上げました。
「お釈迦さま、私はもう、怒りで家族も自分も傷つけたくありません。どうしたら良いのでしょうか。どうか教えてください。」
お釈迦さまは、にっこりと微笑まれ、こう答えました。
「怒りの蛇を口からだすのは下等の人間。
歯を食いしばって、口から出さないのが中等の人間。
胸に蛇は狂っていても、顔に表さないのが上等の人間である。
怒りの蛇をぐっと飲み込んで、話顔愛語(優しい表情と言葉づかい)を心がけなさい」
男は、お釈迦さまの教えを大切に実践し、近所でも有名な温和な人間になったそうです。
怒りの言葉は、より怒りの感情を引き寄せます。
腹が立つようなことを言われても、怒りの心をなるべく起こさないようにする事が大切です。
そして、怒りを外に出さないことを心がけることです。
では、どうしたら怒りの心を起こさないようにする事ができるのでしょうか。
それは、どんな悪口も受け取らないこと。
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もうひとつ、お釈迦さまのお話をご紹介します。
あるとき、男がお釈迦さまのところに来て、散々悪口を言い、ひどくののしりました。
腹を立てさせ、お釈迦さまの名声を損なおうという、こんたんだったのです。
それを黙って聞いておられたお釈迦さまは、男が言い終わると静かに尋ねられました。
「お前は祝日に、家族や親戚ちを招待し、もてなすことはあるか」
「そりゃ、あるさ」
「親族がそのとき、お前の出した食べ物を食べなかったらどうする」
「食わなければ残るだけさ」
「私に対して悪口を言い、ののしったとしても、私がそれを受け取らなければ、その悪口はそこに残るだけで、誰のものにもならない」
「いや、いくらあんたが受け取らなくとも、あんたに対して言った悪口なのだから、あんたのもんだ」
「私は受け取っていないのだから、お前の悪口は、お前の手元に残っている」
男はだんだんムキになって、問い返しました。
「それなら、どうすれば受け取ったといい、どうすれば受け取っていないというのか」
するとお釈迦さまは、穏やかに答えました。
「ののしられたとき、ののしり返し、怒りは怒りで報い、打てば打ち返す。闘いを挑めば闘い返す。それらは与えられたものを受け取ったというのだ。しかしその反対に、何とも思わなずにいるものは、受け取ったとは言わないのだ」
「それじゃあんたは、いくらののしられても、腹は立たないのか」
「智慧ある者に怒りなし。よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず。怒りに怒りをもって報いるは、げに愚か者のしわざなり。逆に、怒りには怒りで報い、互いを傷つけ苦しむのは、愚か者のする事なのだ」
男はお釈迦さまのお徳に心打たれ、「私は、愚か者でありました。お許しください」とその場で、弟子になったといいます。
みなさまはどう思いましたか☺️
人は誰でも、嫌なことされたら怒ると思います。
でも、いつも怒っている人っていますよね。
怒りのエネルギーは、さらに怒りのエネルギーを連れてきます。
笑顔は笑顔を引き寄せますし😊
わたしも、もっと修行して、受け流すことができるようになりたいと思います❣️
では、今日はこの辺で🐱
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
またね♡
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